猫缶と水銀

 猫は魚が大好き。猫缶を通して魚を食べている猫はとても多いと思います。
でも、魚は他の食物に比べて有害物質の水銀の含有量が多いのです。人の食物には安全のための基準がありますが、ペットの食餌には法的基準も公の指導もありません。

 「どのような材料をどのように使い、どのように製法で製造してペットフードとして販売するかはメーカーの良識に任されています。」農林水産省の返答
 猫缶は猫の食餌として望ましいものかどうかを、『水銀』という視点を中心に考えてみました。

水銀の毒性
 水銀は法律上、食品衛生法の毒物物質にあたります。水俣病は水銀が魚介類を通して人に移行し、蓄積した中毒の例です。そのとき人の発病に先んじて、猫達に中毒症状が出て、次々と死んでいったのもよく知られています。

水銀が食物に入り込む経路
 一般的には田畑に使用された水銀系農薬中の水銀が農作物そのものや、河川から海へと流出し、魚介類に摂りこまれ、蓄積されるためです。
*日本では1969年水銀系の農薬の使用が禁止されましたが、現在も土壌へ残留していることによりその影響は続いています。
食品別では、穀物、野菜、果実で総水銀が0.02ppm以下、魚介類で0.01―0.4ppmのものが多いといわれています。
 魚介類は水銀を摂りこんだプランクトン、藻などを食べる(あるいはそれらを食べた小魚を大きな魚が食べ)ことにより、水銀が次第に蓄積の量を増やしていくのが第一の原因でしょう。

水銀の含有量が多く、人間の食用にならなかった魚介類の行方
 
大多数のペットフードは営利を第一目的としたメーカーにより製造販売されています。ペットの健康のためではなくコストのために、より安価な材料で、より効果的な添加物を用いて製造しています。

 具体的には、安全性の基準ある人の食品、人がそれを食用とするという理由から安全性の基準がある家畜(牛、豚、鶏)の飼料と異なり、それら二者の安全性の基準をクリアーできなかったもの、あるいはそれらの食物とはなりえないものを材料とし、それら二者には使用が禁止されている有害な添加物を加えてペットフードの大多数は作られています。
 そのようなメーカーは「ペットフードは人間の食品として不適切なものの有効利用になっている。」と明言しています。(ペットフード公正取引協議会幹事会社・イースターペット事務局長の発言)

 したがって、水銀の含有量が多く人の食品として許可されなかった魚介類はペットフード用、特に猫用缶詰として用いられている可能性が大きいと考えられます。
但し、缶詰メーカーは「缶詰中の水銀値は0」といっています。日本缶詰協会の返答

猫缶の水銀含有量と猫の身体に蓄積された水銀についての調査
 
猫缶は一般的に良く使われているものを選び、猫の毛は、水銀が毛、腎臓、肝臓に蓄積しやすいという理由からです。

材料

メーカー名

総水銀濃度(ppm)
かつお白身 N社

0.04

サーモン F社

0.02

あじ M社

0.01

かつお T社

0.23

 

猫の毛

年齢 食生活 総水銀濃度(ppm)
2歳 オス 猫缶中心

0.83

3歳 メス ナチュラルフード

0.2

5歳 メス

1歳半まで一般的なドライフード中心その後ナチュラルフード

0.38

ペットの健康を考える会/調べ

猫の健康にとって許容可能な水銀濃度(ppm)
猫に対する水銀の許容量が不明なので、人の暫定的規制値をもとにして考えてみます。

人と猫の条件の違いは下記の通りです。

人(日本の法的基準による) 猫(複数からの調査の一般値)
体重 50s 3〜4s
漁期類摂取量(1日) 108.9g 175〜258g(猫缶)
法的基準 0.4ppm(生の魚介類) なし
法的許容量 0.21mg(日0.03mg) なし

人(日本の法的基準による) 猫(複数からの調査の一般値)
体重 50s 3〜4s
漁期類摂取量(1日) 108.9g 175〜258g(猫缶)
法的基準 0.4ppm(生の魚介類) なし
法的許容量 週0.21mg(日0.03mg) なし

体重と摂取量から単純に割り出した猫についての数値
猫缶に含まれる水銀の許容量 0.0089〜0.0199ppm
0.0889ppm数値とは、体重3kgの猫が1日に258gの猫缶を食べる場合
0.0119ppmは体重4kgの猫が1日に175gの猫缶を食べる場合
実際には大きい猫ほどたくさん食べると考えられます。

問題点として
1 子猫や妊娠・授乳中の猫はより許容値が低くなるはずです。
2 人の水銀に対する暫定的規制値は、水や空気の水銀値は0と設定したうえの数値ですが、この設定は日本の現状からして成り立ちません。
3 猫缶の他にドライフードや魚を食べる猫が多いので、猫缶で許容量範囲ぎりぎりまで摂取してしまうのは危険です。
4 猫の水銀に対する耐性がわかっていません。猫は人に比べて野生に近いので、反自然的な条件には適応しにくいのは確かです。

望ましい猫の食餌
はじめに、猫缶の総水銀値が意外と低かった原因は
1 常温を超えると猛烈に揮散するという水銀の性質です。
「処理前の生魚には水銀が規定以上含有していても、猫缶の中身は加熱処理されたものですので水銀はほとんど逃げてしまったと推測されます。」――中川良三博士――
2 猫缶は原材料として魚をどの位使用しているかが不明なので、使用された魚そのものの水銀値は高くても、他の原材料との合計になる猫缶全体に対する割合はより低くなります。

 ペットフードには原材料についても表示義務がありませんから、雑魚と増量のための物質でも、ほんの少しの5%以上マグロやカツオが入っていれば、「マグロ000」「カツオ0000」という商品名が可能なのです。

 5%以上含まない材料を商品名に用いないことになりましたが、添加物の表示義務はなく不備な点が多いものです。
 結論は、魚中心で作られている猫缶は猫の食品として適切ではありません。
猫缶だけで猫の許容量ぎりぎりまで水銀を摂取してしまうのは危険ですし、猫缶を主食としている猫の毛の総水銀量は異常な数値を示しています。
 また水銀以外の点から見ても、人の食用として不適切な原材料、添加物が使用されているからです。

 猫は何を食べたらよいのでしょうか??
 少なくとも人の食品としての基準をクリアーしたものになるでしょう。
魚については、体重と摂取量の人の差異を考慮して、マグロ類、河川魚介類、深海魚介類は避け、猫に適した種類の魚を加熱してから与えるべきです。
 しかし、調合食の場合は、材料の組み合わせによる栄養素のバランスの摂り方とビタミン・ミネラルの補給です。

 より簡単に、低コストで同じ成果を求めるとすれば、人の食品基準に合格した原材料を使い、無添加で製造された良質な自然食品としてのキャットフード製品を与えれば良いでしょう。
原材料を魚のみで製造されていない良質な缶詰をお勧めいたします。

 総合栄養食の良質な缶詰とは、原材料の素材にこだわり魚肉・畜肉・内臓類・穀物・キレートミネラル・ビタミンなどがバランスよく配合されている、アズミラ猫缶をお勧めいたします。

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