早期治癒した子猫の感染症


早期治癒した子猫の感染症


2日目

生後1ヶ月くらいの体重350gの子猫2匹を、ある事情で保護したが、あまりの状態の悪さに愕然とした。

鼻気官炎によるものと思われ、目は目ヤニで閉じてしまい、鼻は鼻水で固まり塞がれている。
お腹は膨れてはいるが、アフリカ難民の子供のような状況で手足は細くまともに歩くことさえもできない。
手に抱きかかえるとゴロゴロと喉を鳴らし、口を開いて鳴いているつもりだが、声は出ていない。

ケージ内に小さな箱を置き 中にタオルを敷いて、猫砂を入れた箱を常備する。
ケージ内を探検する元気もないようで、箱に入りすぐさま眠ってしまう。
こんなに状態が悪いので、慢性化してしまうのではないか・・・。
目は失明しないだろうか。と不安が頭をよぎったが、今目の前にいる子を、今更 返すことはできないので、今できることをしてみよう。と早々とサプリメント入りの食事を与えてみた。


1週間目

アズミラ猫缶(メーカー廃盤)+コロストラム=初乳 + スーパーC2000アシドフィラス + ユッカアニス + ビーポーレン(現在入手不可)
5種類のサプリメントをプラスしたせいなのか、食欲がないのか、すぐには食べ始めない。
取りあえず コロストラムのカプセルを外して1/4を、1匹ずつ口の中に強制的に入れる。(初日は2回投与)
タリビット(点眼薬)を点眼 と 点鼻する。
目やにで固まっていた目と鼻を、濡れたティッシュで拭くが、すぐにまた閉じてしまうので、暇を見つけては拭いてその度に点眼と点鼻を行う。

食事はいつでも気が向いた時に食べれるように、出し置きしておいたら、朝になったら完食してあった。

2日目は、相変わらず眠っている時間が多いが、食欲は出たようで、少しずつだがサプリメント入りの食事を食べてくれるようになった。

3日目は、2匹でじゃれるようになり活力が出はじめていた。
目や鼻は相変わらず長時間経過するとふさがってしまうが、初日と比べたら少しは開いているようになってきて、目に見えて改善している様子がわかった。

5日目には、朝になっても 目ヤニで目が塞がることはなくなり、涙目だけに改善し、1週間目にはその酷い子猫と同じ子?と思うように、完璧に治癒した。


1.5ヵ月後

その後、子猫達は、ドライフードも食べれるようになり、スクスク成長し、2ヶ月後に新しい家族との良き縁に恵まれ、現在はたっぷりの愛情のもとで飼養されている。

嫁いだお家でも、自然食のドライフードを継続していただいている。
そのおかげで、スタイルよく毛並みはピカピカで、素晴らしい毛並みだとよく褒められる。と飼い主さんも自然食フードの大切さを痛感してくれている。
捨て猫に多い、鼻気官炎は慢性化してしまうことが多いので、今まで保護した子猫の中で一番酷かった子猫だったので、心配していたが、早期に治癒できたことは、良質な食事とサプリメントのおかげだと私自身痛感している。

冬はこのような状態の子猫を保護する方が多いので、是非ともサプリメントによる自然療法を試していただきたいと思います。

個体差はありますが愛情をもったケアをしていただければ必ず結果はプラスとなります。

▲ページトップへ

HOME店舗案内 |ご購入方法 |ご相談フォーム |お役立ち情報 |お客様からのお便り |
キャットフード |ドックフードサプリメント