脂質を摂取するには 植物性油脂


植物はいろいろな不飽和脂肪酸を合成できるが、動物はリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸のような不飽和脂肪酸を体内合成できないので、食物から摂取しなくてはならなく、このようなものを必須脂肪酸という。

 哺乳動物臓器の脂質中に存在する必須脂肪酸のうちではリノール酸がもっとも多く、約10〜20%を占める。
動物性脂肪は不飽和脂肪酸より飽和脂肪酸のほうを多く含んでいる。反対に植物性油脂や魚油は不飽和脂肪酸の割合が高いので、必須脂肪酸より多く含んでいることになるので、植物性油脂や魚油を適切に摂取するのが健康によいと言われている理由である。
必須脂肪酸は、動物の代謝によってプロスタグランジンに転化する。いくつもの種類があり、身体に対するそれぞれの生理活性作用をもつ。
・血圧降下    ・血小板凝集抑制    ・腸収縮   ・気管支収縮   ・炎症発生に関与    
・血小板凝集を生じる  ・子宮への作用  ・血管拡張      ・脂肪組織での脂肪酸遊離抑制、強心
 
 食事中の脂肪酸には、プロスタグラジンへの転換がしやすいものとしにくいものがあり、犬は転化を容易にする酵素をもっているが、年齢、糖尿病、皮膚病などの原因により、たとえ適切な食餌を摂取していても転化させる作用が低下するので、プロセスを容易にする他の栄養学的方法を見つける必要がある。

植物性油脂の種類と特徴
一般的な植物性油脂・コーン油・大豆油・紅花油・サンフラワー油・ココナッツ油・オリーブ油
犬に特に好ましい/フラックスオイル、グレープシードオイル
猫に特に好ましい/フラックスオイル、グレープシードオイル
最近注目油脂/フラックスオイル、月見草オイル、グレープシードオイル

植物性油脂の製造法
 
圧搾法/高温状態で圧搾してつくられ、有害な溶媒を使用する方法をとることが多く、製造上の効率はよいが安全性と栄養面では問題がある
 熱処理と脱臭、漂白、アルカリ精製の工程において化学物質が残留し脂肪酸の化学構造が変化し、栄養学的価値が損なわれビタミンE・βカロチン・レシチンなどの栄養素もほとんど失われてしまう

 冷却圧搾法/熱を加えずに冷圧法によって油を抽出するので、 熱によるビタミンの破壊を防ぎ、不飽和脂肪酸も変化せずに残っている

 動物にとっての植物性油脂 ラットによる必須脂肪酸欠乏の実験によれば、成長率の低下、生殖機能の喪失、皮膚の角化、脱毛、尾の壊死、泌尿器系の障害などが起こることが証明されている。

犬や猫でも欠乏は、発育不良、繁殖関係の障害、肝臓、肺臓、腎臓の障害、リューマチ性関節炎、皮膚と被毛の状態の悪化を招き、ガンの発生にも関与するとされている。

脂質摂取の実態
 
食生活で脂質摂取過多の原因は、食料の大量販売化と加工化による、食品内の必須脂肪酸不足、とくにオメガ3不足である。脂肪摂取においても、飽和・不飽和・必須の脂肪酸、さらにはオメガ3・オメガ6の適切なバランスがとれていることが必要なのだ。犬や猫の現状は、アメリカでは栄養学的立場にたつ獣医師達が必須脂肪酸不足を問題にし、理由はペットフードの中の動物性脂肪と植物性脂肪のアンバランス、しかもそれらの品質の悪いことと加工度の高いことである。

必須脂肪酸不足による症例と栄養学的対処法
 
ここで上げる油脂類は冷却圧搾法によって製造されたものに限り、フードはすべてナチュラルフードに切り替えることが大前提であり、一般のジャンクフード類はこれに適応しない。

妊娠中/流産・早産・死産など出産に関するトラブルを防ぐビタミンEと母犬、母猫の健康と子供の発育に大切なビタミンCは一般のペットフードやサプリメントでは不足してているので、ビタミンC・Eのサプリメントに加え、ビタミンEを多く含む小麦胚芽油またはグレープシードオイルを与える。

皮膚被毛のトラブル/これらの症状は基本的に栄養上の問題で、ビタミンC・E、ケルプ、亜鉛、ボーンミール、セレニウムやその他のビタミン・ミネラルに加えタラ肝油や小麦胚芽油、グレープシードオイルやフラックスオイルを与える。

関節炎その他歩行障害/化学薬品の投与を徐々になくし、体内にたまった化学物質の毒をできるだけ除く必要がある。サプリメントとしてのイースト、ケルプ、ホエイ(ヤギの乳清)、ビタミンA・C・D・E、パテトン酸、ボーンミール、レシチンとともにタラの肝油と小麦胚芽油かグレープシードオイルやフラックスオイルを与える。SODを加えることを勧める獣医師もいる。

膵臓疾患/食餌は少量ずつ何度にもわけて与え、膵臓の酵素に加えてビタミンCとゴマ油を与える。ゴマ油は免疫システムを強める役割をもつT細胞は、膵臓疾患によって引き起こされる感染症を予防する。

慢性腎臓炎/高品質のタンパク質を少量与え、フードは消化のよいものにし、サプリメントとして膵臓の酵素とビタミンA・C・Eを与え、さらにゴマを食餌に加える。これはストレスで弱っている免疫システムを強化するためである。

ガンビタミンB・C・Eなどとともに必須脂肪酸を適切に摂ることが必要であり、タラ肝油を勧める獣医師もいる。
 T細胞を強化するためにゴマ油も有用である。月見草オイルは有用なホルモンの製造するために働くだけでなく、有害なホルモンの製造を抑える手助けとなる。多くの分子矯正医師は、人のガン患者への低動物性タンパク食を強く勧めているが、犬や猫は肉食性なので高タンパク食を勧める

理想の摂取
 
調合食(手作り食)にしろ市販のフードにしろ、安全で栄養学的価値の高い、化学薬品を排除したナチュラルなものを使用していること、全粒穀類、魚肉、植物性油脂を含むことで必須脂肪酸の必要量を十分に供給できることが必要条件である。

 無添加と表示しているだけで、原材料に粗悪なものを使用している製品は除外する
さらに妊娠・授乳・成長期など特別のコンディションにあるときや、老齢・病気の時は、オメガ3を含む必須脂肪酸をサプリメントとして与えなくてはならない。
 また、健康な時も予防として与える方が望ましい。

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