老齢を考える


老齢を考える

何歳から老齢かは、種類、室内、室外の飼育環境、食餌、運動などによる環境条件によってもかなりの格差があり、老齢の徴候が、現れ始める時期も異なり、早くて7,8歳であり、12-13歳でもいっこうに衰えを感じさせない動物もいます。

老化とは、年をとるとともに身体の中の細胞分裂も速度が遅れたり、分裂しない細胞の数が増加したりして機能細胞の数が減少し、組織細胞の大きさが縮小することにより、若いときよりも組織全体の機能が低下することを言います。

大抵は、10歳頃には何らかの老いの形が現れてきますが、体質や良好な健康状態、そしてストレスによる疾患や環境による変化によっても、その子の寿命は大きく左右するものと考えられます

老齢食とは
消化器系や、歯の損傷により歯が抜け落ちてしまう場合もありますが、人のように良く噛んで食べる習性がないので、食べることができないというわけでもなくさほど苦にしないものです。

胃腸の消化機能の衰えが出はじめるので、少量の食餌を、回数を増やして負担を軽くする必要があります。
ドライをふやかす場合は、熱湯ではビタミン・ミネラル類が失われる可能性があるのでぬるま湯を用いてください。

大豆・鶏肉副産物・動物性脂肪を使用しているフードは与えるべきではありません。
消化吸収がよい、高品質な原材料を使用し、添加物を排除した、基本的な栄養素をきちんと補給できるものがベストです。
高品質の材料とは、穀類は無精製のもの・肉はホルモン剤・飼料添加物が残留していないもの=人間用素材と同等、脂肪源は植物性油脂です。

ビタミン・ミネラルの補給  
本来は年齢に関係なく、すべての年齢にビタミン・ミネラルを与えるのが望ましいことなのですが、今までビタミンやミネラルを補給してなかったとしても、老齢期に入る時期はぜひとも与えるべきで、栄養学的な対処を選んでほしいです。

ビタミンEは、特に多めに与えたほうがよく、通常小型犬と猫で200IU、中型犬で400IU、大型犬で800IUです。
ビタミンEが必要な理由は、身体の酸化=老化を遅らせ助ける作用があるからです。
ビタミンCも多く摂る必要があり、老化は体内のビタミンCの合成能力が減少するからです。
酸化=老化を防ぐためにSODを使用するのが望ましいです。

これは病気だけではなく、毒で加工されたジャンクフードを食べてきたために自然の老化ではおこり得ないトラブルで苦しんでいる動物にもあてはまることです。
老化は急速に訪れるわけではなく、日頃の管理をしっかり行い、適切な配慮をし、なによりも予防が大切であるから、老化現象が現れる前に良質な食餌とサプリメントを与えて欲しいのです。
それにより老化現象を遅らすことも可能であり、あなたの愛犬・愛猫も健康で長い生涯を送れるのです。


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