原因不明の肉球の腫れ


原因不明の肉球の腫れ

日本猫 3歳 メス 避妊手術済み



肉球部内に水でもたまっているかのように腫れていて、触るとプヨプヨしている。
痛みは伴わない様子で、触っても嫌がる様子もなく、高い所への登り下りも平気である。

獣医に相談したがわからないと言われ、「とりあえず抗生物質を与えてみますか?」と言われたが、化学薬剤は使用したくないの
サプリメント療法を行いたいと相談に来られた。

原因不明であり、獣医による診断名もないので、どうしたものかと思案し、皮膚病の本でこの症状によく似た写真があり、飼い主さんに見てもらったところ、たぶんこの疾患だろうと私も飼い主さんも同じ意見となった。

【猫プラズマ細胞性肢端皮膚炎】
病原:猫プラズマ細胞性肢端皮膚炎が、免疫介在性疾患であることを疑わせるいくつかの所見がある。
しかし病原発生はまだ不明である。
症状:早期疹として、掌球あるいは足低球の疼痛を伴わない柔らかな腫脹が認められる。病変は1肢に限局することも、数肢に及んで認められることもある。
時に指球に発症することもある。潰瘍を伴う場合には、疼痛により体重のかけ方が不自然になる。健康状態は特に異常を認めない

治療:肉急に潰瘍がない場合には、特に治療の必要がない。免疫調節を目的としてプレゾロンを投与すると時に効果が認められる。
潰瘍がある場合には、露出した組織を外科的に切除することで一時的な改善が認められる。
外科的処置により再発を4〜6ヶ月遅らせることができる。

飼い主さんは以前より自然食フードで、サプリメントも数種類与えていたのでユッカを今までより多めに与えること、その他腫瘍に効果のあるサプリメントも多めに与えることをアドバイス(さめ軟骨をプラス)した。

サメの軟骨は猫が好む味のようで、嫌がりもせず食事に混ぜてもいつも通りに食べてくれているという。
その3週間後には、腫れが半分以上小さくなって、ほとんど腫れがわからないまで改善した。

原因不明であっても、免疫を高めて腫瘍抑制に効果のあるサプリメントを与えることにより改善された一例である。


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