抗生物質に耐性をもつ食肉汚染

抗生物質に耐性をもつ食肉汚染

毎年、膨大な量の抗生物質が生産されているが、人の病気の治療にもちいられるのは半分にも満たないといいます。
残りはどうなるのだろうかというと、家畜用の飼料に混ぜ込まれるのだといいます。

本来、家畜への抗生物質の使用は 、市場へ出荷するときに詰め込まれる家畜の間で病気が感染しあうのを避けるためだったのです。

しかし、間もなく抗生物質を投与された家畜はそうでない家畜と比べた場合、ずっと早く体重が増えるという驚くほど有用な二次的効果が発見され、都合の良いダブル効果が証明されたのです。

家畜に投与されている抗生物質の主なものは、人の病気治療に使われている一般的なものであるので、深刻な問題として抗生物質に耐性のあるバクテリアが急速に増殖し、その肉を食べたものにも寄生し、抗生物質の効かない病気のもとになってしまうのです。

食品を有害にする代表的なものには、サルモネラ菌であり、かつてはこの感染は抗生物質でたやすく制御できるとされていたが、今日では少なくともサルモネラ菌のグループは25%、一説に75%もが、家畜に投与されている抗生物質に対して耐性ができていると言われています。

家畜に抗生物質を与えると、その抗生物質に反応するバクテリアを殺すことはできるが、耐性をもつバクテリアは生き残り、食肉と共に人に摂取されて病気の要因となることが多くの科学者によって推察されましたが、具体的に証明されたのは1983年になってからなのです。

バクテリアがどのようにして抗生物質に耐性をもつかは、正確には解明されていませんが、イギリスでは確認されている非常に一般的で効力をもつアンビリシンは、かつてもサルモネラ感染に対して100%の効力をもっていたましたが、数年のうちに治療では4人に1人の患者が助かることに過ぎなくなった。
その後10年間で耐性をもつバクテリアがイギリス中の家畜に広まり、重症な下痢を起こしたり死亡したりした。
そして、国会で家畜の飼料が原因で病気になるような抗生物質の使用を禁止する法律が作られ、他のスカンジナビアを含むヨーロッパ諸国もこれにならった。しかし、今日に至るまで、家畜飼料への抗生物質使用禁止が立案化されていない国もあり、毎年多くの人がサルモネラの家畜の肉を経由して、取り込み死亡している。


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