腎臓病のケア


腎臓病のケア

腎臓の劣化は、老齢になるとよく起きる病気で、猫については白血病についで2番目に多い病気といわれています。

腎臓の働きと病気
腎臓は体内の老廃物、毒素、又は体内に不必要なものをろ過し、体外に排泄する ろ過器 です。
尿を作る事により血液中より老廃物や毒素をとり除き、また水分の調節をするなど、健康に生きていくために重要な働きをしています。

腎臓の病気には、年をとって腎臓の機能が衰えたものなど、腎臓そのものに異常が生じた場合と、腎臓は正常でも、体のほかの部分が病気になったために腎臓が十分働かなくなるものがあり、どちらも症状は共通しています。

腎臓の働きに異常がみられても、必ずしも腎臓そのものの病気とは限りませんが、原因が何であれ腎機能が正常にはたらかない状況を総称して腎不全といいます。
腎不全とは、腎臓の働きが悪くなり、体にとって有害な物質を排泄できない状態ですから、血液の中に有害な老廃物が蓄積され、全身にさまざまな障害があらわれます。

しかし、それでも体は正常にバランスを保とうとします。(ホメオスタシス=恒常性)
腎不全には、急性と慢性があり、病態や症状は異なり、治療法も違います。
急性腎不全では、短い時間で非常に激しい変化がおこる為に、恒常性もさほど役にたたず症状は急激に悪化します。
慢性腎不全では、ネフロンが少しずつ壊れていくため、それなりに体のバランスがとれた状態で病気が進行しますので、末期まで気が付かない場合や、見かけの症状が軽い傾向にあります。

腎臓病は多くの場合、老齢期または中年期に発現しますが、腎臓はものすごい能力を有していて、それが組織の損失を補っていくので、劣化が起こっていることに気づくことすら困難です。
腎臓1/3が問題ない限り、病気の明白な兆候は現れませんが、この点を過ぎると次第に発現します。
腎臓病の初期の兆候は、喉の渇きがひどくなること、排尿の頻度が高くなって、色の濃い尿を大量に出す事、一晩中排尿せずにいることができない状態、時折体力が低下する時期があること、食欲がなくなること、吐き気や嘔吐が一時に2-3日続くことなどです。

腎臓病が、将来起こることを示す別の兆候は、膀胱の炎症(膀胱炎)が繰り返し起こることで、抗生物質を用いて治療し、尿を酸性化するための特殊な食餌を用いても、症状を覆い隠すだけで、腎臓病の進行の速度を遅らせてはくれません。
症状を覆い隠すだけです。

腎不全の兆候を早期に発見し、自然な治療法で命を長らえさせる可能性がずっと高くなります。
対策は、可能な限りさらに悪くなるのを回避することと、腎臓に残されている機能を支援することです。
食餌や環境の中にあるもので体が活用できないものはすべて排除しなけばなりません。
保存料、着色料、殺虫剤、汚染物質など、これらの排除は主として腎臓によって行われています。)

食事療法の主な目的は、代謝によって生じ腎臓に課せられる老廃物の負担を減らすことです。
この老廃物は、過剰なタンパク質とリンと塩から生じます。
老廃物(尿素)大半は、タンパク質から生じるので、最大限に活用できる良質なタンパク質を食べさせなければなりません。
また、体外に排出されやすい、水溶性ビタミン、中でも特にビタミンB郡とCを体に戻し、腎臓によいビタミンAを与えることも絶対に必要です。

(注)
腎臓病の猫に、酸を形成する特別食を食べさせることを避けることは、最も重要です。
それは、膀胱炎の予防のために作られた市販のフードでそのように宣伝されていますが・・。
この種の食事には、尿を強制的に酸性にするための化学物質が添加されています。
その副作用のひとつは、体が酸性に傾きすぎ腎機能が減退することです。

腎不全の原因
@ 有効循環血液量の減少  腎臓には1分間心拍出量の約20%の血液が濯流していますが、心不全、多量の出血、嘔吐、下痢、火傷などによる脱水、又はショックなどにより正常な血圧が維持できなくなるとろ過に必要な圧力を失い尿の生産ができなくなります。

A 排泄障害  腎臓は正常であっても腎臓以下の尿路に異常があると(結石・前立腺肥大・腫瘍など)尿が滞留し、逆圧するために正常な濯流血液が減少し、腎不全となります。

B 病原体の感染  ウイルス、細菌の感染

C 腎毒性化合物  いろいろな化合物が腎臓にて代謝、また濃縮され体外に排泄されますが、長期間にわたり毒物化合物に接していると、この過程で腎細胞に障害を与え腎不全となります。

D 検査  定期的に血液検査と尿検査を行って、改善度、進行度をチェックしてください。

年令的に若い5歳未満の犬や猫が、腎不全と診断されたご相談が増えております。
飼い主が適切だと思い購入していた食餌を与えていたのに、何故腎機能が障害を起こしてしまうのでしょうか・・・。

慢性腎不全の場合、食欲不振、抑うつ状態、嘔吐、多飲多渇等が主症状で、原因の除去は重要ですが、正常に機能している腎組織が1/3あれば、長期にわたる厳重な管理によって快適に生活し長期に寿命を維持することができます。

@ 食餌の改善
塩分の制限と高窒素血症を抑えるために、生物価の高いタンパク質を含む食餌に切り替える必要があります。
食事療法は最重要ですので、今までのジャンクフード=悪い食餌(味の濃い、粗悪な原材料、大量の有害物質)を正さなくてはなりません。

A ストレスの回避
興奮、高温、低温などのストレスにさらさないこと、またホテル等は厳禁です。

B 新鮮な水
新鮮な清浄水をいつでも自由に飲めるように用意してください。

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慢性腎不全と診断される前に、5歳以上の子には、ケイ素の恵み を慢性腎不全の予防で与えていただくことを、おすすめいたします。


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