何故ガンになるのだろう

私達の身の回りにある有害化学物質やストレス、老化、その他さまざまな原因によってガンの発症率が急激に高まっています。


 アメリカでは1996年の1年間だけで、ガンにかかった国民が120万人(60万人が1年間にガンとの闘いに破れ死亡)のぼり、罹患比率は男女ほぼ半分で、大人も子供もペットも見境なく攻撃します。
(日本では毎年19万人以上がガンで死亡/ガン患者の4人に1人がガンで死亡している計算)

 体は肉眼では見えない細胞の集合体です。
細胞1つ1つの大きさは,細胞を1000個並べてようやく1cmという微小な世界で成り立っています。
その細胞が1人の人間の体の中に約60兆個あるといわれていて、ガンはその中のたった1個の正常細胞がガン化することから始まり、 その1個のガン細胞が分裂を繰り返し増殖していきます。

 では、何故正常な細胞がガンになるのでしょうか。
ガン細胞は心臓を除いた体のあらゆる部分に広がります。
たとえば皮膚、脳、舌、肝臓などです。
異常細胞は、刺激物質による刺激を受けて、徐々にガン細胞になります。
ガン細胞と正常細胞の違いは核にあり、ガン細胞の核は分裂の制御ができなくなって狂った核です。

 ガンは何の前触れもなく突然やってくるものではありません。
必ずガンになる要因があって、遺伝子が傷つきガンになるのです。
しかし、体には生まれながらにしてガン細胞を殺す働き=ガン細胞を勝手に暴れさせないように常に警戒し見張っている監視機能があることを忘れてはいけません。
 
 これが免疫の基本的なことです。
病気を治すのは免疫の力
 
ガンになるかならないかは、本来もっているガン細胞を殺す力=自己治癒力の差と考えられています。
それはガン細胞と闘う、最も効果のある最強の武器といえます。
この武器こそが免疫=体の防御機構で、自己治癒力とは切っても切れない関係にあります。

 体の中には、細菌やウイルスなど、自分の細胞とは違う異物が入り込んできたときに、情報をいち早く収集し、抗体をつくって発病を抑えるなど、必要に応じて体を守るために行動する働きがあります。
発生したガン細胞などをすぐさま殺し、排除してくれる強力な兵士が数多くいて、彼等が体中をくまなく巡回して一生懸命に働いてくれるからこそ健康が保たれているのです。
 見方を変えれば、兵士達は自己と非自己を見分ける能力があるということで、免疫学ではこの認識力こそが免疫系の基本原理だと考えていて、認識力と抵抗力がきちんと働いている限りなかなか病気にはなりません。

 免疫系は他人の肝臓や腎臓、非自己の臓器を移植した場合でも、当然免疫反応が働いて、自己と非自己を見分けようとします。
そして移植された臓器=非自己を引き剥がそうとします。
この反応が「拒絶反応」です。
そうした免疫反応を抑える薬を投与して拒絶反応を抑えようとしますが、兵士達に目隠しをしたり、兵士達の数そのものを極端に減らしてしまうのです。
この免疫抑制剤によって当然、体の免疫力は落ちるため、その代償として感染症にかかりやすい環境が体の中にできてしまいます。

 ガンの場合も、免疫力が低下しているときには、兵士達の数も減り、殺されずに生き残ってしまうガン細胞が次々にあらわれては増殖して勢力範囲を拡大し、今度はガン細胞が逆襲してくるのです。
そこまでガン細胞の勢力が大きくなってしまうと兵士達はあまりにも無力です。
ガン細胞が増殖するにつれて、免疫機能がどんどん低下してしまうと同時に、ガン細胞はとても早く分裂・増殖する細胞なので、スピードが増し体の生命維持そのものにまで影響を与えることになってしまいます。

 この点だけを考えても、免疫機能の改善がガンの予防と初期治療にいかに重要であるかがわかります。
兵士だけを増強させて、総合的な兵士を整備することが何よりも大切になってきます。


免疫系のすばらしい働き
 
免疫系は複数のタイプの細胞および組織で成り立っていて、リンパ管や血管と密接に連携し、全身のいたるところを網の目のように結んでネットワークを形成しています。
免疫系の組織には、胸腺・脾臓・リンパ節・扁桃腺・パイエル板・骨髄があり、 また白血球と呼ばれる細胞には大きく分けて、リンパ球・マクロファージ(貪食細胞)・多核白血球(顆粒救)など3種類があり、 これらの細胞が互いに連絡をとりながら24時間働き続け、細菌やウイルスなどの侵入物・腫瘍細胞を迎え討ち片づけてくれるのです。

 このうちリンパ球の中には、T細胞やB細胞、NK細胞があり、多核白血球の中には、好中球、好酸球、好塩基球があります。
 免疫細胞はそれぞれの役割を持っていますが、非常時には互いに助け合って侵入者を排除しようとします。
微生物の排除にはB細胞とマクロファジーが主役を演じますが、同じようにNK細胞も働いています。

ガン脂肪をやっつける優秀な兵士「NK細胞」とは
 B細胞は抗体をつくり出します。
B細胞がつくり出す液性タンパク分子『免疫グロブリン』は、バクテリアのような異物に対して、攻撃ミサイルのような働きをします。
B細胞の攻撃目標の種類は膨大でたくさんの種類と抗原と反応できるような仕組みになっています。
 
 体の中のリンパ球はT細胞が70〜80%、B細胞が5〜10%で、残りの15〜20%が長い間不明でした。
この残りのリンパ球は、形がT細胞やB細胞とは区別がつかないほどよく似ているのですが、B細胞やT細胞ではありません。
免疫学者らはこの細胞群を非T非B細胞と便宜的に呼んでいましたが、この細胞がNK細胞と呼ばれるものだったのです。
 
 NK細胞はガンに対する戦闘において、勇敢なエース級の優れた兵士であることはわかっていますが、細胞自体の大きさはガン細胞よりも小ぶりで、T細胞やB細胞とほぼ同じ大きさです。
また単球であるマクロファジーは体内に侵入してきた細菌や古くなった赤血球を破壊し食べてしまう働きがあります。
 
 ですから体が常に毎日大量に細菌やウイルス、化学物質にさらされているにもかかわらず、毎日何事もないように、たとえちょっとしたことが起こっても、大事に至らないようになっているのは、精巧な免疫システムが順調に働いているからであり、そのメカニズムを担っているのが白血球郡なのです。

 NK細胞は同じ白血球のリンパ球でありながら、T細胞やB細胞とは違った細胞群で、ガンなどの幅広い腫瘍細胞に対して、自発的な「細胞毒活性」を持っていて、あらゆる生体反応の腫瘍細胞に対する反応として最も強力なもので、ガン細胞を発見するとすぐに結合して約5分以内にガン細胞を破壊します。
 NK細胞の核はハート形をしていて、核の周りは細胞質でその中に顆粒をもているかいないかで、ガン細胞を攻撃する際に大きな違いが出てきます。

ウイルスを退治する驚異の免疫システム=生体防御の仕組み
 
ウイルスが侵入してくるとそのウイルスは異物=抗原として体内で扱われることになり、はじめに異物を攻撃するのは、リンパ球とは異なったマクロファジー(全ての脊椎動物が持っている免疫細胞で異物を食べてしまおうとする特徴を持っている)と呼ばれる細胞です。
 マクロファジーが細菌を食べると、きちんと消化して、何個かの「ペプチド」と呼ばれるタンパク質に分解してしまい、ペプチドがある分子と結びついて、マクロファジーの細胞表面きてT細胞が認識します。
またマクロファジー自身も、自分がウイルスを食べた刺激によって「モノカイン」という生理活性物質を出し、周囲で休んでいるT細胞を効率よく活性化させます。
そしてT細胞からも「リンフォカイン」という生理活性物質が分泌され、周囲の細胞を次々と目覚めさせ、増殖・活性化させるという連鎖反応が起こります。

 もし、その異物がマクロファジーが食べることのできないものであれば、異物がB細胞の表面についてB細胞が「免疫グロブリン」という抗体をつくり、分泌するようになります。
マクロファジーによって活性化されたT細胞は周囲の同じ仲間を活性化させ、同時にB細胞も活性化させます。
逆にB細胞がT細胞を活性化させることもあります。
細胞同士が厳密な連携プレーを行い、感染から1週間後くらいに免疫反応のピークを迎えます。
もちろんその間ウイルスも黙ってはいなくて、ウイルスが細胞に感染すると、細胞内で増殖して細胞を破って出てきては、また別の細胞に感染するという行為を繰り返します。

 これを真っ先に攻撃しにいく細胞の1つが好中球です。
この細胞はリンフォカインを放出してウイルスを食べるとすぐに死んでしまいます。
いささか寿命の短い細胞ですが、好中球は増殖力の強いブドウ球菌、緑膿菌、大腸菌といった化膿菌に対して、大量に出勤する仕組みになっています。
好中球は、細菌を細胞内に取り込んで殺菌処理を行います。
但し、抵抗性の強いサルモネラ菌や結核菌は、好中球に取り込まれてもなかなか死なず、好中球のほうが先に死んでしまいます。
その場合にマクロファジーの出勤ということになります。

 一連の免疫反応がピークに達し、兵力が多すぎて収拾がつかなくなる場合には、兵力を削減するようなことも免疫反応の一環として行われ、一部の兵隊を残す時には精鋭部隊を選ぶはずでT細胞とB細胞が前線に残ることになります。
この残ったT細胞とB細胞は『記憶細胞』となって、同じ抗原が再び侵入してくることがあると、記憶を呼び覚まして前回よりも迅速に関連細胞を増殖・活性化させて反応することができるようになります。
 脳神経以外で人間の記憶装置があるのは、この免疫系だけですが、記憶装置は少し不完全で、抗原の種類によっては強く記憶したり、すぐに忘れてしまったりすることがあります。
 たとえば、かぜのウイルスなどは1年もたたないうちに忘れてしまいます。
赤痢菌に関しては1ヶ月以内で消えてしまう記憶しか残りません。

 好中球などが動き始めると「インターロイキン1」という物質を出します。
特にマクロファジーが異物を食べはじめると多く出て、膿の発熱中枢に働きかけ、体温が上がってくることが知られています。
熱が出ると、T細胞とB細胞が早く活性化する効果があるためです。
したがって発熱は免疫系にとっては歓迎すべき現象ともいえます。
腫瘍や細菌に最初に反応するのは、好中球であり、マクロファジーであり、NK細胞なのです。
特にNK細胞はウイルスを食べることはしませんが、強烈な攻撃によって感染した細胞を破壊します。
とにかく体にとって不都合な異物だと感じたら次々に殺していく反応は、『自然免疫』と呼ばれているものです。


ガン細胞
 
かつては正常だったその細胞の中のDNA(デオキシリボ核酸)という分子の青写真が、どういうわけか少しだけ変化して、細胞がまるで狂ったように増殖をはじめるのです。
細胞の中で元も重要な働きをするのが、そのDNAです。

 DNAが傷ついたり、変質したとき、それまで正常だった細胞が突然猛威をふるいはじめ、なんの制御もなく野放図に増殖したあげく母家である体まで乗っ取ってしまします。
一般の細胞であれば、外的な要因(放射線や化学物質)によって細胞が変質しようとするとき、細胞は体を守るために、細胞死して一定の量まで達したら増殖をやめる自然装置が働くのです。

 しかし、ひとたびガン化したらどんどん増えつづけていき、増えることには何の制約も受けず矛盾を内包した奇妙な細胞なのです。
体の中では、普段でも1日に数千個という単位でガン細胞が生まれ、NK細胞を中心に免疫システムによって、24時間体制で監視され、発見され次第次々に除去されているはずなのですが…。

 ガン細胞はかなり頑固で賢い細胞で、一方的にNK細胞にやられっぱなしではありません。
反撃は免疫力が低下しているときに起こり、いろいろな反撃方法を使います。
・2つの腕で小さな白血球や赤血球、死んだ細胞までも何でも食べてしまう
・コーヒーカップのような形を作り白血球をその中に引き入れるようなこともする
・大きな腕を伸ばし白血球をつかまえてしまう
・とらえた白血球などを完全に自分の中に取り込んでしまう
そうなると白血球などはガン細胞に食べられて消滅し、ガン細胞は能力を増していきます。

 また、これらと全く違った方法で、天敵であるNK細胞やほかの細胞に目隠しをするようなタンパク質を分泌し、ガン細胞がどこにあるのかわからなくしてしまいます。
 ガン患者のNK細胞は驚くことに顆粒がからっぽになっているケースが多く、何故なら顆粒をとってしまえば攻撃を受けないことをガン細胞は知っているのです。
 したがって、がんと闘う為には、NK細胞を最強の兵士として訓練し、鍛え上げることが重要なのです。

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