H13.9月より譲渡および成犬の繁殖制限手術、狂犬病予防注射の接種を行政と協力しながら継続してきましたが、一向に頭数は減少せず増加しているのことが行政の調べにより判明しました。
※ 12月中旬 行政確認頭数 355頭(子犬も含む)
その原因は現地で生まれる子犬の頭数は繁殖制限手術により減少していますが所有者がやむくもに犬を引き取り続けているからです。
O氏いわく、『俺が引き取らなければ保健所で殺されしまうから』と命の大切さを訴えますが、食事と水の供給さえされていれば良いというあの劣悪な飼育環境下が動物にとって幸せとは到底思えません。
犬舎の中の動物達は糞尿にまみれ、雨が降ったあとには数日間以上泥と便にまみれている場所もあります。
オス・メスを別々に犬舎に入れておいても、本能で行動するオス犬は天井部分を破壊し犬舎の中に入り、家族となり子犬も生まれております。(11月にオスを出して措置済み)しかし、老朽化している檻など環境を整備しなければ、今後も同じことが起きることも懸念されます。
係留されている動物については、野犬化した犬に襲われ鼻をもがれたりと喧嘩も日常茶飯事です。
生まれた子犬についても全頭が育つわけでもなく、死亡する子犬もいます。
原因不明で死亡する成犬もいます。
この環境を改善するには協力者と費用が必要ですが残念ながら当会には繁殖制限手術を行い保護できる頭数を連れて帰り譲渡していくのが今できる精一杯の措置であり環境を改善するための費用を出す余裕はありません。
このように誰がどう考えても、現場を見れば見るほど個人で飼養管理できる頭数はとうに超え、当会や他の団体にも『動物の食事がない。』とも懇願し、食事にも困ることがあるのも現状です。
野犬も自分の犬だとすべての動物の所有者であると公言するのならば、人に頼らず給仕を行うのも飼養者の義務であり常識であります。
それができないのであれば頭数を増やさないことは通常の考えあります。
しかしながら、このO氏については、後先のことを全く考えず次々と引き取っているのです。
そして子犬がいるから貰い手を見つけてほしいと当方にも毎日のように電話をかけてきます。
引き取ってしまった以上どのような経緯の子であれ譲渡はいたしますが・・。
このままでは頭数の減少はありえません。
子犬に関しては他県からも譲渡希望の問い合わせも多く約4ヶ月間で30頭の譲渡が終了しています。
そのうちの半分は現地で生まれた子ですが残りはO氏 がどこからか引き取ってきた子犬です。
成犬に関してはほとんどが雑種と呼ばれる年齢不詳の犬であり中には触れない野犬同様の犬もいますので譲渡希望者はいないに等しいのが今の現状です。
となると、現地の環境を少しずつ改善しこれ以上増やさないことが大前提でありあの場所で終生飼養するしかありません。
行政および当会も所有者には再三動物をこれ以上増やさないように第三者から引き取らないように言い続け、行政は誓約書も交わしておりますが一向にO氏の考え方は変わらず環境整備もされてはおりません。
近隣住民からの匂いや騒音などの苦情も多く、野犬化した犬については捕獲することすらも困難な状況です。
そのため今回山梨県は動物愛護法 第15条 基づき、全国で初めて改善勧告を行い、勧告に従わず改善がされない場合には、改善命令を出すこととなり命令に従わなかった場合には、20万円以下の罰金刑となります。
この措置によりO氏が考え方を改め、新たに犬を増やさず、今いる動物に適正な飼養が施されることが最大の目的です。
当会および行政も今後頭数を減らし適正な飼育ができるように協同していきます。
成犬の譲渡希望者、動物の一時預かりボランティアのお申し出を心よりお待ちしております。
現地環境整備の備品(頑丈な檻、頑丈な首輪)、動物たちの食事(ドライフード)のご支援もどうかよろしくお願いいたします。
H13・12・21